美幌バイパスの道路計画について

 一般国道39号は旭川市を起点に上川町、留辺蘂町、北見市、美幌町などの市町村を経て、網走市に至る延長217kmの路線です。
 この路線は、産業の輸送ルート生活ルート及び観光ルートとして重要な役割を担っている主要幹線道路です。
 本バイパスの計画箇所は一般国道39号の他、240号、243号、334号と合計4本の国道が交わる交通の要所ですが、39号が美幌市街で大きく迂回し、更に形状が複雑な5枝交差点が3箇所あり交通点密度も高く、近年の交通量の増加で交通混雑、交通事故の発生、走行速度の低下、交通騒音等、沿道環境が悪化して、都市機能の低下を招いており、これらを解消すると共に遠軽、北見方面から女満別空港への乗り入れを効率的にし、高規格幹線道路旭川紋別自動車道や連動する一般国道333号など、背後の幹線道路計画ととも合わせた高速交通ネットワークを確立させることなどを目的として計画しています。
 本バイパスはこのような交通環境のもとに、高速性、安全性、走行性を確保できる規格の高い道路整備を進め地域社会の発展に貢献します。

バイパスの特徴

 将来の高速交通に対応し、早期の高速交通ネットワーク形成を支援します。
  1. 急カーブや急勾配のない設計速度100km/h対応の自動車専用道路です。
  2. バイパスと他の道路は完全立体交差とします。
  3. 4車線で計画していますが、当面は2車線道路で整備します。

産業を支える

 本バイパスは地場産業の育成、リゾート整備事業、観光など、美幌、女満別、その他周辺の発展に大きな役割を果たします。
 また、オホーツクの空の玄関でもある女満別町を中心に、道外との交流の促進に大きな力を発揮します。

充実した交通網の確率

 街と街との距離が離れている北海道は都市間の時間短縮を図るための交通網が必要です。
 行政・流通・教育・医療が都心部に集中しているため都市間を結ぶ自動車交通網が重要な役割を果たします。その役割を担うのがこのバイパスです。

事業の概要

総延長L=7.9km
道路規格1種2級
幅員W=23.5m
設計速度V=100km/h

本バイパスは一般道路との出入を制限された自動車専用道路で、当面2車線の整備を行います。

美幌バイパスの期待される効果

1. 本バイパスの整備によって約4kmの距離が短縮され、輸送時間や走行費の節約などが図られます。  ※クリックすると大きい画像が表示されます。
2. 年々増加する交通量に伴い交通事故も多くなってきていますが、バイパスの整備によって美幌市街などでは事故の減少が考えられ交通安全の確保が図られます。
3. 網走市や北見市との時間距離短縮によって定時制が確保され、都市間の生鮮食料品や酪農製品などの輸送効率がグンとアップし消費者のニーズに対応した商品の提供が一段と可能になります。
4. 交通拠点である女満別空港や、網走港への利便性が更に向上され、市場圏の拡大が大いに図られます。
5. 都市間のアクセスの向上により、高水準に両、緊急医療活動などの充実が大いに図られます。
6. オホーツク観光圏への周遊ルートが確保され、道央圏、道外からの観光客も増し、より広範なレクレェーションネットワークの形成が可能となり、地域観光産業の活性化が期待されます。

位置図 (IC・橋梁仮称)

画像をクリックして大きい位置図をみて下さい。

道路構造

盛土部・切土部の画像データです。
クリックすると大きい画像が表示されます。
[トップページ]